オススメ参考書籍・情報商材のご紹介
これまで結構な量の競馬本を読んできました。競馬の歴史について書かれたもの、血統本、雑誌など様々です。その中で、馬券攻略に関する本はとても多く、全く面白くなく即刻古本屋に売ったもの、興味はありつつも自分の馬券には活かせなかったもの、一時期かなり影響を受けた思い出深いものなどがあります。
ここでは、現在の僕の競馬予想、馬券の組み立て方の根幹を作ってくれた(と言っても大袈裟ではない)書籍のみに厳選し紹介いたします。
ウイニング・ホースプレイヤー
アンドリュー・ベイヤー 著
(1992年初版) 定価1,456円+税
名作「◎勝ち馬を探せ!!」では解決できなかったスピード・インデックスの限界をトリップ・ハンディキャッピングという方法を用いて競馬勝利者となるための作品。
初めて読んだときの感動は忘れられません。中古本で入手して欲しい一冊です。
競馬 勝てる天才、負ける凡人
里中李生 著
(1999年初版) 定価1,500円+税
辛辣な語り口調でありながらも、競馬に勝つためのポイントを突く内容に惹きつけられた作品。
著者が突出した個性の持ち主だからか好き嫌いが分かれるようですが、僕が単勝馬券を中心に買い、実際のレース映像を見ることを大事にしているのは、著者から多大な影響を受けています。これからも、最後の感性を大切にした馬券を買っていくつもりです。
競馬で妻子を養う男の馬券術
木下健 著
(2002年初版) 定価2,800円+税
トリップ・ハンディキャッピングをベースとした競馬予想ですが、自身の研究と感性で実戦し競馬に勝ち続ける著者は、まさに凄いの一言。
実際に、実戦した人しか理解できないような文章が多く、当時の僕は実戦途中で挫折しました。理解した気になるのと、本当に理解することの違いを思い知った一冊です。
馬券術 人間の条件
鶴田仁 著
(2004年初版) 定価2,095円+税
騎手にスポットを当てた馬券術のようですが、「第二章・競馬で儲ける、ということについて」が何といっても必見。競馬予想、馬券術以前に考えるべき投資法について書かれています。
当時の僕は、すでに自身の単勝的中率を知っておくことの重要性を理解していたので、馬券はプラス収支でしたが、連敗確率を考える点については全く着目したことが無かったので、斬新に感じたことを覚えています。第二章のためだけに買っても惜しくない一冊です。
なお、連敗確率については、ウマニティでも有名なプロ馬券師スガダイさんの「常勝馬券師 勝ちに行く競馬」でも書かれ一覧表にもなっています。馬券で勝つためには必要不可欠な知識です。
投資競馬運用バイブル
菅田英治 著
(2009年) 定価10,000円
こちらは情報商材で、ある時に意図しないきっかけで知ることになりましたが、紹介ページの内容が妙に腑に落ちたこともあり購入しました。
こちらも連敗確率に重きを置き、着眼点こそ「人間の条件・第二章」に書かれている内容に類似していますが、より運用率が高められる独自の投資運用術を具体例を以て詳細に説明がされています。僕が読んだ初めての情報商材です。
確固たる予想スタイルと向上心があり、メンタルをコントロールできる人なら、もうこれだけで読めば充分といった内容です。
増補改訂版 コースの鬼!
城崎哲 著
(2013年改訂版初版) 定価900円+税
競馬場ごとのコース形態の特徴、芝の種類、天候の影響など、トラックバイアスとの関係が深い内容が簡潔に纏められています。
2007年出版作品の改訂版ですが、最近の競馬場の事情の詳細が書かれている改訂版のこちらをお勧めします。
JRAホームページの馬場情報を確認しながら併せて読むとより理解し易くなります。馬場読みの取扱説明書、参考書として最適です。
2015年に入って、競馬キャスターの小島友実さんの「馬場のすべて教えます」が出版されました。マニアックな馬場の情報について、カラーページを豊富に使って詳細に書かれています。
僕は新書サイズの「コースの鬼!」のほうが扱い易く好きですが、いずれも内容は秀逸です。
Be Winning Horseplayer
菅田英治 著
(2014年) 定価10,000円
予想法、投資運用法、馬券の券種選定まで競馬に勝つために大切なことが具体的に書かれた踏み込んだ内容になっています。また、勝つために有利になるポジションを導き出す予想アプローチの仕方を動画を使って親切に解説しています。
競馬、馬券の両方に勝つために練りに練りこんだものを、初心者向けにシンプルにシンプルに砕いていった内容に敢えてしていることに好感が持てます。競馬、馬券の原理原則、初心を忘れがちな人に持っていて欲しい作品です。
すでに「投資競馬運用バイブル」から著者に対する信頼があったので読むことにした作品ですが、前作に引き続き良作です。
ちなみに、僕は後にも先にも競馬情報商材は、著者の作品しか読んだことがありませんので、他の作品と比較したコメントは書けませんが、そもそも興味を持てないような情報商材ばかりの中、購入したこと自体が僕の中では珍しいことなので、自信を持っておすすめいたします。
ここで紹介しきれなかった数々の書籍、タメになった一文、馬券になるヒント、時には反面教師として役立てたものなど、教えてもらったことは山ほどあります。そんなホースプレイヤーの方々に、この場を借りて御礼申し上げます。
これまで、ありがとうございました。
僕もウイニング・ホースプレイヤーたちの系譜の末端に自分自身の名前を刻めるよう、一生競馬を楽しみ続けます。
15.12.11