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「マクリ馬」をどうやって見つける?

 

「まくって勝った馬は強い!」 

 

 ってホント?

 

3コーナーに入ったあたりで全体のペースが遅くて合わないように見るや、一気に番手を上げていき4コーナーでは先団に取り付く状態を「捲り(まくり)」と言います。このような戦法により勝った馬は、派手に強く見えるものです。

 

では、このように捲った馬は本当に強いのでしょうか? 成績はどの程度なのでしょうか?

 

捲り マクリ まくり
@捲った馬のオッズ別一覧

 

どのオッズ域においても、かなりの高回収率であり、加えて全体の的中率も悪くありません。これだったら、逃げ馬を狙うのと同程度の馬券的妙味は得られそうです。

 

しかし、逃げ馬と異なり、捲った馬(=「まくり馬」)はレースにおいて必ず存在するとは限りません。むしろ、居ないことのほうが多いわけですから、「マクリ馬」自体を馬券的ターゲットにするべきか否かは一度考えておいたほうが良いでしょう。

 

@の延べ317頭の「マクリ馬」たちのうち、262頭が前走で4コーナー4番手以内に位置していなかった、いわゆる差し脚質の馬たちです。317頭の中には、新馬など前走が無かった馬もいますので、実に「まくり馬」の90%以上が前走先行できなかった馬と言っても言い過ぎではないのです。

 

では、次に同じ「マクリ馬」の成績を競馬場別に見てみましょう。

 

捲り マクリ まくり
A捲った馬の競馬場別一覧

 

ご覧のように、函館、札幌、福島、小倉の順で勝率、複勝率が高くなっています。これら4か所の共通点は、小回りコースで、直線の短い競馬場であるということです。
すでにカンの良い方はお分かりかと思いますが、コーナーの途中で仕掛けをしなければ短い直線において勝ち切れない差し馬が、馬の能力なりに脚を使っているに過ぎない可能性が大なのです。

 

「マクリ馬」で馬券を狙いたいという方は、@、Aからヒントが少し見えてきましたか?

 

「前走、4コーナーを5番手以降で回ってきた馬を、函館、札幌、福島、小倉で狙え!」

 

狙うなら、このパターンしかありませんが、結局、逃げ馬のときと同じように、労力の割に競馬の楽しみを損失しているように思うのですが・・・。
後はお任せいたします。

本頁のデータは、2014.4.6〜2016.5.1の期間における、芝レース(新潟直線1000M除く)を対象レースとしています。なお、ターゲットフロンティアJVを使用して抽出しています。

「まくり馬」の次走は買いか?

あくまで個人的見解ですが、「マクリ馬」が強いのか、実は強くないのか、他の馬が弱かったのかなどの議論はそれほど意味は無く、正解でも不正解でもないような気がしています。

 

「マクリ馬」は、勝ち方が派手でインパクトが強く、多くの方の記憶に残るということを我々は理解しておくことこそが大事なのではないでしょうか。その証拠に、「マクリ馬」の次走は大幅に成績が下がります。

 

捲り マクリ まくり
B捲った馬の次走競馬場別一覧

 

捲り マクリ まくり
C捲って勝った馬の次走競馬場別一覧

 

B、Cからお分かりいただけるように、「マクリ馬」は勝っても負けても馬券的妙味が極端になくなることは覚えておいて損はないでしょう。

 

 

「マクリ馬」の次走は馬券から外すべし!

 

 

僕は「マクリ馬」を【買い】の材料ではなく、【消し】の材料として使っています。